段ボールのサイズとは?
2021.10.18
基礎知識段ボールのサイズとは、3辺寸法の合計で表します。3辺寸法とは、箱の長さ、幅、深さの3つの寸法を足したサイズです。
段ボールのサイズを適切に選定することが、段ボールや運送料のコストダウンにつながります。宅配業者では60サイズ、120サイズなどと表記して運送料を設定していますが、何を表しているか分からない方も多いのではないでしょうか。
この項では、段ボールの測り方や表記の意味、規格サイズの種類、適切な選定方法を解説していきます。
もくじ
段ボールのサイズとは
段ボールのサイズとは、3辺寸法の合計で表します。
箱を組み立てた状態で長い辺が「長さ」、短い辺が「幅」、蓋から底までの距離が「深さ」です。例えば、長さ26cm×幅22cm×深さ12cmのサイズは「260×220×120」と単位は「mm」で表記するのが一般的です。
段ボールのサイズの測り方
段ボールのサイズの測り方は外寸法と内寸法があります。
・外寸法(箱の外側の寸法)
段ボールの外側の「長さ×幅×深さ」を計測します。宅配業者はこの合計で運送料を決めています。
※発送の際の宅配サイズに合わせる、箱を組み立てた状態での収納場所に合わせるための測り方。
・内寸法(箱の内側の寸法)
梱包したい荷物が箱に入る様に採寸をして内側の「長さ×幅×深さ」を計測します。
※梱包したい商品が入るか、または入れ方を優先したい場合の測り方。
段ボールは使用する状況に応じた測り方が必要になります。
段ボールの規格
段ボールは決まった規格は定められていないため、用途、目的に合ったサイズを選ぶこと、また宅配業者の定める規格(3辺寸法の合計)に合わせた段ボールを選定することが必要です。
宅配業者の定める規格
(例)26cm×22cm×12cm=60cm → 60サイズ
60cm以内 | 60サイズ送料 | 1,040円 |
80cm以内 | 80サイズ送料 | 1,260円 |
100cm以内 | 100サイズ送料 | 1,500円 |
120cm以内 | 120サイズ送料 | 1,720円 |
140cm以内 | 140サイズ送料 | 1,960円 |
160cm以内 | 160サイズ送料 | 2,180円 |
上記は代表的な宅配業者の運送料になります。運送料は個々の契約や状況によって違いますのでここでは一つの例として記載しています。
見ていただきたいのはサイズが上がるごとに約200円以上も価格が上がります。
段ボールは60サイズ分の商品を80サイズの段ボールに詰めても緩衝材を使用することで問題なく発送はできますが、段ボール、運送料、梱包資材に余計なコストがかかります。また顧客が開封したときに余分な緩衝材や見栄えも悪くイメージは良くありませんので適切なサイズ選びが必要です。
・60サイズ
3辺寸法の合計が60cm以内
宅配業者が設定している一番安い運送料のサイズ
通販で一番使用されている段ボールサイズ
・80サイズ
3辺寸法の合計が80cm以内
通販や小物商品を複数梱包するのに適した段ボールサイズ
・100サイズ
3辺寸法の合計が100cm以内
大きなサイズの商品の通販や引っ越し用に適した段ボールサイズ
・120サイズ
3辺寸法の合計が120cm以内
引っ越し用で需要が多い段ボールサイズ
・140サイズ
3辺寸法の合計が140cm以内
大型の商品の発送や引っ越し用に適した段ボールサイズ
・160サイズ
3辺寸法の合計が160cm以内
大型の商品や軽い商品を複数梱包するのに適した段ボールサイズ
段ボールのサイズ表記
段ボールの寸法の表記はJIS規格で内寸法を「mm」で表し「長さ×幅×深さ」で表現するとされています。
しかし前項でお伝えしている様に宅配業者は外寸法を「cm」で表記するのが主流であり段ボールメーカーによっても外寸法表記、内寸法表記と両方使われているのが現状です。これは「2.ダンボールサイズの測り方」でもお伝えしましたが、使用する目的によって違ってくるので仕方がないことなのですが、見積もりや購入の際には注意が必要です。
まとめ
これまで、段ボールのサイズについて説明してきました。発送する際には段ボールは必要不可欠になります。段ボールのサイズは段ボールの価格にはもちろんですが、運送料にも大きく影響してきます。また、商品を入れる際、箱に隙間がある、なしでも発送中の衝撃によって商品のキズ、破損する恐れがあります。
段ボールのサイズは表記方法を理解、注意し用途別に適切に選定することで、コスト削減、省スペース化につながります。また、何より大切な相手へ商品を無事に届けることができます。
弊社では適切な段ボールのサイズを提案いたします。
お困りごとがあれば、イクソブ株式会社にお問い合わせください。