段ボールと環境

2023.04.03

豆知識

段ボールと環境

段ボールは環境にやさしく、環境問題に貢献可能な優秀な梱包材です。
EC市場が拡大しネット通販からの商品購入に加えメルカリ、ヤフオクなどのフリマアプリによる個人間取引を利用する方も増えたため、手に取る機会も多くなったと思います。
これからもECの市場規模は拡大が予想されること、また私たちの生活に欠かすことのできない段ボールと環境の関わり方は重要になります。
この章では段ボールが環境にやさしい理由や環境との関わり方について説明します。

段ボールは再生可能な環境に優しい資源

段ボールが環境にやさしい理由

リサイクルの優等生

段ボールは原料の90%以上が段ボール古紙であることからリサイクルの優等生です。日本の古紙回収率は95%以上という高い数字になります。

▼段ボールのリサイクルについて詳しくはこちらから

イクソブ通信 段ボールのリサイクルとは?

 

CO2の削減

段ボールは再利用するプラスチック系の梱包資材とは違い回収、洗浄、破損、紛失等に伴うCO2の排出がありません。また、製造から使用、リサイクルの工程においてCO2の排出量が少ない特徴があり環境負荷も大きくありません。

 

自然に還る

段ボールは紙で出来ているため100%リサイクル可能な天然素材です。使用済みの段ボールは基本リサイクルに回収されますが、万が一回収されず放置された場合も最後は土に還ります。

社会貢献

2020年の東京オリンピックの選手村には段ボールベットが提供され耐久性に優れ環境に配慮されていると話題になりました。
また、災害発生時の避難所でも段ボールベットが活用されることが増えていますが、【耐久性に優れ】【設置が容易】
【使用後リサイクル可能】
段ボールは社会に貢献をしています。

環境にやさしい段ボール

段ボールとSDGsの関連性は?

近年SDGsが注目されていますが、段ボールはリサイクルの優等生などから関心が持たれさまざまなゴールに関係します。段ボールで貢献できる取り組みを説明します。

 

段ボールが貢献できるSDGs

12つくる責任つかう責任  12つくる責任つかう責任

・持続可能な消費と生産のパターンを確保する。

 

段ボールは分別、回収方法が確立しているためリサイクルシステムが有効に機能しているため森林の環境保護、資源の有効活用に貢献します。

 

14海の豊かさを守ろう  14海の豊かさを守ろう

・海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する。

 

プラスチックゴミによる海洋汚染が大きな問題になっています。消耗品である梱包材をプラスチック製品からリサイクルの優等生である段ボールにすることでマイクロプラスチックといった脱プラに貢献します。

 

15陸の豊かさも守ろう  15陸の豊かさも守ろう

・陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る。

 

段ボールはほとんどリサイクルした古紙とパルプで製造しますが、どちらももともとは木材であり森林の伐採が必要です。そのような状況の中でFSC®認証された材料を調達することで森林保全に貢献できます。

FSC®認証制度の導入

 

FSC®認証とは、FSC®の基準にしたがって適正に管理された森林の木材を原料とした製品が消費者の手に届けられるまでの適切な加工・流通過程を証明するものです。

 

Forest Stewardship Council®(森林管理協議会)は、環境的に適切で社会的便宜を満たし、経済的に発展可能な世界の森林経営を推進している非営利、非政府組織です。

FSC認証

 

近年、環境問題やSDGsへの関心も高まりFSC認証マークの導入や問い合わせが増えております。

 

導入のメリット

顧客や消費者に環境面に配慮している企業としてPR可能です。
また、環境面のブランディング強化として他社との差別化になります。

一般家庭での段ボールのリサイクル方法

段ボール工場では分別、回収方法が確立されているため、リサイクルシステムが有効に機能していますが、ネット通販の利用が増え一般家庭でも溜まる段ボールはどのような処理をすべきでしょうか。

 

段ボールは大切な資源です。使用済みの段ボールは可燃ごみで処分せずにリサイクルに出すことで新しい段ボールに再生します。
私たちが簡単にできるリサイクル方法は大きく二つあります。

 

▼段ボールの分別方法について詳しくはこちらから

イクソブ通信 段ボールのリサイクルとは?

 

①自治体の資源ゴミ回収に出す

自治体によりますが定期的に資源ゴミ(段ボール、新聞紙、その他の紙等)の回収日が設定されています。普段利用しているゴミ集積場に出すのがほとんどだと思いますので自宅から近い、費用が無料というメリットがあります。

 

②リサイクルボックスを使用する

最近はスーパーにリサイクルボックスが設置されているのをよく見かけます。スーパーは毎日営業しているため自治体の回収にタイミングが合わない場合や少量の場合は持ち込んで出すことが出来ます。

 

③その他のリサイクル方法

・古紙回収業者や不用品回収業者に依頼
・引越した際には引越し業者に回収してもらう
・処理施設に持ち込む
などがありますが時間や費用が余計にかかる場合がありますので注意が必要です。

まとめ

段ボールは、私たちの生活に欠かせないものです。
そのため、環境面への段ボールの関わり方は重要になってきます。

段ボールは環境にやさしくリサイクルに優れた天然素材の梱包材です。
段ボール製品は使用後もリサイクルされ段ボールとして生まれ変わります。段ボールを積極的に使用することで環境保全、SDGsに貢献できます。森林の伐採の問題もFSC®認証制度を活用することで森林保護に貢献できます。

当社は環境への取組を続け持続可能な社会への実現に向けて貢献しお客様から信頼される製品の提供を目指しております。

 

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