段ボールとは?

    段ボールとは?

    2021.03.01

    日常よく目にする段ボール(ダンボール)箱ですが、そもそも段ボール箱とその他の箱は何が違うのでしょうか?

    段ボールの断面を見てください。波々の紙が見えませんか?平らな紙(ライナー)と波々の紙(中芯)を貼り合わせたものが素材としての段ボール(シートです。段ボールシートを用いて作った箱を段ボール箱といいます。

    段ボール箱は用途や内容品に合わせていろいろな材質、形状があります。また、段ボールには箱以外の用途もあります。

    段ボールとは

    段ボールは平らな紙(ライナー)と波状の紙(中芯)が接着剤で貼合され、1つの構造体となっているものです。段ボールは、通常上下ライナーと1枚の中芯、計3枚の紙によって構成されます(両面ダンボール)。あとで触れますが、両面段ボールの他、片面段ボールや複両面段ボール等といった種類があります。

    素材としての段ボールを「段ボールシート」といいます。私たちイクソブ株式会社は、「段ボールシート」を購入・加工して「段ボールケース(箱)」を製造する会社です。

    通販等で段ボール箱を目にする機会が増えました。段ボールは箱として使われるだけでなく、近年では災害時用のベッドなどの家具やディスプレイ台など様々な用途に使われています。

    段ボール箱と他の箱の違いとは

    おなじ紙の箱でも、素材に波々がなく1枚の紙(ボール紙)で、できている箱もあります。これを紙器(箱)と呼んで段ボール箱と区別しています。段ボール箱は素材が厚く丈夫なため、外装箱として輸送、保管用の箱に使われることが多いです。紙器箱は美粧印刷や複雑な設計に適応し寸法精度も良いため、内装箱として商品の包装に使われることが多いです。最近は、紙器箱でも極薄い段ボール素材(マイクロフルート)が使われることがあります。

    プラスチックコンテナーやプラ段を使用した箱は物流の現場で仕分けや保管に使用されています。

    段ボール(素材)の種類

    今後、別項目で詳しく触れていきますが概要だけ記載します。

    ・構造によるもの

    片面段ボール、両面段ボール、複両面段ボールなどがあります。

    ・段種(フルート)によるもの

    波々(段)の高さに種類があります。代表的なものに A/F(5mm段)、B/F(3mm段)C/F(4mm段)AB/F(A/F+B/F=8mm段)等があります。

    ・紙の厚みによるもの

    ライナー(平な紙)と中芯(波々)にも様々なグレードがあり強度が違います。

    また、ライナーや中芯に特殊な加工(撥水、防錆等)を施したものもあります。

    これらの組み合わせで目的に合わせた素材を提供できます。

    段ボール(箱)の種類

    これも、別項目で詳しく触れていきますが概要だけ記載します。

    ・形状による種類

    代表的なものにA-1式(上下をテープ貼りするみかん箱形状のもの)、

    ラップアラウンド(缶ビールの箱に代表される形状)

    等があります。

    ・用途による種類

    同じ形状の箱でも用途によって区別される場合があります。

    通常の輸送箱通い箱保管箱、物流での仕分け用の箱等。

    段ボールの用途については、別項で詳しく説明する予定です。

    段ボール箱の重要性とは

    段ボール箱は、物流の重要な部分を担っています。昭和30年台にそれまで木箱で輸送していたものが一気に段ボール箱に切り替わりました。今では木箱を見る機会はほとんどありません。

    段ボール箱と木箱を比べると、①価格が安い。②たたんで保管できる。かさばらない。③短期間に大量生産ができる。④細かい寸法に合わせて作れる。⑤印刷ができる。⑥処分が容易等圧倒的に優位性があります。現在でも段ボールに変わる素材はありません。

    段ボール箱のメリット・デメリットとは

    段ボール箱の重要性の項でも書きましたが、段ボール箱は他の素材に比べ数々の優位性があります。最近話題の環境問題ですが、日本の段ボール回収率はほぼ100%です。回収された古段ボールは段ボール原紙の材料となり、新しい段ボール箱へリサイクルされます。環境にやさしい素材として再注目されています。

    段ボールのデメリットとしては、スチール、プラスチック等の素材に比べると①強度が弱い。②水・湿気に弱い。③ガスバリア性が弱い。などがあります。また、たためるとはいえ厚みがあり保管にスペースが要るという弱点もあります。

    しかしそれらのデメリットを上回る利便性や簡便性があるため、ビジネスや日常の多くの場面で段ボール箱は使われています。

    まとめ

    このように生活には無くてはならない段ボールですが、多くの人にとっては品物が届いたらゴミになるもの、スーパーなどで無料でもらえるもの、という認識ではないでしょうか。引っ越し等でいざ調達しようしたら意外に高く、びっくりしたという経験があるかもしれません。

    企業の担当の方は副資材の調達コストをいかに抑えるか、頭をひねっているかもしれません。段ボールといえども、私たちが一生懸命つくっている商品です。それなりのコストがかかります。しかし適正な包装の仕様、調達方法や作業のやりかたの改善によって、トータルコストは削減できます。

    段ボールのプロの私たちだからこそ、それらをお伝えできると思っています。

    このブログにお付き合いいただけると幸いです。